仏教トリビア〜暮らしの中の仏教語〜 第二十六回【うろうろ】
はっきりとした目的もなくあちこち行ったり来たりする事を「うろうろする」といいます。この「うろ」は漢字で「有漏」と書き、漏れるものがある、つまり煩悩があるという意味です。 人間は誰しも迷い、思い悩むと右往左往し、何が正しいのかが分からなくなってします。これが「有漏」の状態であることから「うろうろする」となりました。 この反対は「無漏」と言い、漏れる煩悩がない、即ち悟りを開いた状態を言います。
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