仏教トリビア〜暮らしの中の仏教語〜
第十四回【醍醐味(だいごみ)】
深い味わいや本当の面白さを表す語として使われます。
醍醐味とは仏教では最上の味を意味し、『涅槃経(ねはんぎょう)』というお経には「牛より乳をとり、その乳より酪(らく)をつくり、酪より生酥(しゅうそ)をつくり、生酥から熟酥(じゅくそ)をとり、熟酥から醍醐をとる。この醍醐は最上の味で、服用するとどんな病気でも治る」と書かれています。
また、醍醐味は梵語で「サルピス」と言い、この言葉とカルシウムの「カル」を合わせて出来たのが「カルピス」というネーミングです。